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nezu memo

イラストレーター
根津あやぼのブログです。

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全員集合
この週末、約半年ぶりに茨城県の実家に帰ってきました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、茨城県は先日の東日本大震災で被災し、今もまだ原発事故の影響を受け続けている地域でもあります。
私の実家は幸い瓦屋根が落ちるくらいですみましたが、もっと深刻なダメージを受けたお宅もたくさんあります。
考えただけで胸が苦しくなる思いです。

地震当時、家には母と祖父母の三人。
母は祖母を抱きしめながら、窓から、ぐにゃぐにゃに揺れる長屋を見ていたそうです。
自衛隊の父は激務のため、その後二週間連絡はありませんでした。
離れて暮らす弟は、毎日実家に電話してました。
私はただただ怖くて、余震に怯えながら仕事をしていたように思います(当時の記憶が何故かあいまいです…)

あれから二ヶ月。
父は自衛隊を定年退職し、家族思いの弟は横浜から茨城に引っ越しました。
屋根は修理され、祖父は家庭菜園を再開しました。
見た目はなんらかわらぬ、昔から見て来た風景なのに、変わったことがあります。
気のせいでなければ、家族の結束力でしょうか。
6人そろって、ダイニングに集って食事をするのは、何年かぶりでしたが、非常に楽しかったです。
子供の頃、白菜と豚肉の煮物を出されて「これがスキヤキだ」と騙されて食べたのを思い出しました(笑
まったく酷い話ですが、私にとっては子供時代の良い思い出です。

今の子供達にも楽しい思い出が残るように、過ごしやすい時代であって欲しいです。
私は子供と年寄りが幸せな国が、一番良い国だと思っています。
一刻も早く事態が好転することを祈るばかりです。

ひとつ、驚いたことがあります。
杖をつかないと歩けなかった祖母が、杖無しで歩けるようになりました。
一人で庭を歩いています。
聞けば、余震の度に驚いて立ち上がり歩き回るうちに、足腰が鍛えられたからとのこと。
真偽のほどはわかりませんが、常識を超えてみせる、人間の強さに驚いた次第です。
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